ツール変更

この一年は特に絵の直接的な積み上げは、
最も少ない一年となってしまった感がある。
後退してないだけマシと取るべきか、
人生は必ず限りがあるのに…と改めて悔いるべきか。
色々理由はあるけれど、そのうちの一つは
一年前とペンタブと絵ツールが変わったのも大きい。
正直、あまり道具にあれこれ言いたくないけど、
どう考えても影響が大きいので、さしあたりツールをちょっと変えてみた。
FireAlpaca→MediBang Paint
クリスタにしたらいい気もしてるけど、
乗り換えようとしたときにちょっとゴタゴタがあったからね。
それにしても、どうして絵描きツールを変えて次の試し絵って、
こんな感じの絵になるんだろうね?
答えは多分簡単。
ラフだけど描き心地を見るために丁寧に描くからだ。
丁寧かつ雑な絵。
優先無線

10年前だったら電脳設定だろうなーって
こういう適当な落書き描くと思う。
タイプによるのかもしれないけど、
なんでもかんでも考えたものを描く、
頭の映像を書記するだけって言うよりは、
手が動いて、線が出てきて、その線で想像して
ってそんな流れであれこれ想像したりするわけです。
こうして何やら本人も割と鍛えられてそうなのに、
背中にもう一本腕を背負っちゃう。
左手でコントロールする?
首の後ろにケーブル刺す?
いやいや、無線ですよ先生。
私は脳に電極をぶっさす近未来は
こないと強く思っています。
欠けた物の治療とかなら、あるいはって程度でしょう。
多分健常者を拡張できる物を内蔵できる未来では、
わざわざ埋め込むような乱暴な技術には
ならないんじゃないかなーって思います。
サイボーグってディストピアなサイバーパンクには
きっとつきものなのでしょうけどね。
多分あるとしてもずっとアングラなんじゃないかしらん。
ディストピアな黒い世界も好きだけど、
この絵のような乾いた世界も好きだ。
やっぱり想像するのは楽しい。
失われたもの

ちょうどパソコンで絵を描きだして一年目位の絵を見て
描いてみた。
流石にリアルタイムな感覚は蘇らないけれど、
私ほど十年前の私をわかる人間もいないという自負から、
当時のやりたかった事だってわかっているつもり。
絵を描きだした当初は漫画なんて考えも及ばなかったし、
そもそも漫画とイラストの区別もついちゃいなかった。
厳密にいえば同じものかもしれないし、才ある人には
やっぱり同じものなのかもしれないけど、
少なくとも私はイラストで漫画を描けるとは思えない。
画力はともかく、思っていたイメージには
今よりは昔の方が近く描けてる気がする。
多分これは明確に失われた部分だと思う。
(イラスト的→マンガ的)
それが喪失なのか集約なのか淘汰なのかはわからない。
(`_ ´)
すいっち
リーコール
サブモニター。お前もか。

サブモニターが逝ってしまった。
学生時代より使い続けていたので、
寿命と言えば寿命かもしれない。
形も今風の横長じゃなくって四角のやつだったし。
確か当時も一応、横長のも出てたと思うけど、
友人に、
「絵を描くなら…!」
「黒の発色が…!」
「ナナオ…!」
とかなんとか力説されて
そのまま買った奴だった気がします。
そうか、絵を描きだしてだから、
このモニターも十年以上使ってたわけだ。
勿論私にとってサブモニターはどうしても無くてはならない
環境とは言えない。
なんか時々刻々なグラフ見てるわけでもないしね。
パソコンを新調したときに、古いモニターも
ケーブル同時につなげりゃ同時に使えるってなったので、
それからそうしてただけなのです。
なんかモニター二つ並んでるとかっちょいいしね。
そんなわけで、適当なのを買い足すまでは
シングル生活です。
絵を描くのには何も困らない。