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剣道

1833

現代でも武道として残る「剣道」。
元々は剣術として、日本刀と言う剣を使った有効な戦闘方法の
研究が為されるジャンルで、
剣術家がご飯を食べるため、あるいは純粋な啓蒙かは知りませんが、
道場を開いて大衆に稽古をつけていった結果、浸透していったもののようです。

現代こそ竹刀を使うのが基本ですが、出発点は「日本刀である」という所に、
どうやら最大の特徴が隠されていそうです。


一般的に人間の筋肉の瞬発力的なピークはずいぶん若いようで、
オリンピックなどを見てみても、
活躍は10代後半(成長期終了後)~20台半ば位までが基本的な全盛期のようです。
最も、筋肉自体はそれ以降も肥大することから、
多分筋力量ではなく、
筋肉自体の質やら回復力とかそういったお話なんじゃないかなーって想像できますね。

そういった純粋な体力勝負ではなくって、技術的な要素が増えてくると、
競技の成績のピークはずれる傾向にあるようで、
調べた事が無く、詳しい人のお話の総合に過ぎないのですが、
どうやら二十代後半くらいが大体のピークのようですね。
体力+技術量の合計値が大体そのくらいに訪れるようです。

私達日本人は「技」って言葉に一つ美点を持って色んな話を叩き込まれますので、
技術にわりと高めの期待を持ってしまいますが、
どうもスポーツに詳しい人に聞いてみるに、
近代スポーツはトレーニング法にせよ、実際の競技技術にせよ
ずいぶん研究が進んでいる為に、飽和傾向にあるため、
テクニック勝負から再度フィジカル勝負に回帰しつつあるそうです。
生まれ持った体格等が最終的に物を言う割合が増えてきているとのこと。

(余談となりますが、運動に関わらず様々なジャンルにおいて
突出した所謂「化け物、大天才」は
そのジャンルが発展するにつれて登場頻度は大きく下がる様です)

さて、話は戻って剣道の話ですが、
面白い事に剣道家は高段者であるほど強いと言うのです。
何故なんでしょうか?
敬老の精神で達人(一定以上の高段位は全てお爺ちゃん)を
神格化しているのでしょうか?
勿論そういう精神が全くないかというとそんな事は無いでしょうけれど、
どうやら単にそういうお話でもないようです。

日本刀と言うのは中々鋭利な刃物でありまして、
1kgくらいの重さの鉄の棒と言う特性も兼ね備えた、
殺傷力が中々ある武器であります。
使う人が使えば手も普通に切り落とせてしまうようです。

要するに、純粋な破壊力勝負と言った剣術競技があるならば、
多分ピークは他の競技と同じくらいに訪れるのでしょうが、
「高い攻撃力を備えた武器の扱い方の優劣」
と言った特性を持つ剣道ではちょっとお話が違ってくるようだと言うことです。

剣道は剣でもって特定の部位に有効な攻撃を相手より先に行なった物の勝ちという
ルールで戦います。
ちなみに剣道の有効な打突部位は頭、喉、手首、胴の四箇所です。
この部位で、頭、手首、胴は斬撃、喉のみ刺突攻撃でもって
十分有効、ただ触れれば良いのではなく、ある程度の速度を持ち、
刃筋の通った一撃を行なえれば一本となります。

テニスでも何でもそうだと思いますが、
動いているものを的確に捉えると言うのは中々難しい事です。
ところが訓練をつめば、野球などを見てもあんな小さなこぶし大のボールを
同じくらいの半径しか持たない木の棒で的確に捉える事が人間は可能となります。
これが何を示唆するのかと言うと、
動き回る相手に有用な一撃を加える事には十分な労力が必要であると言うこと。
そして、放たれた一撃は運動であると言う以上、物理法則に従うと言うことです。
後者の特性が存在する為に、相手の攻撃を避けたりする事が可能となるようなのです。
簡単な話をするならば、頭の上に刀を振りかぶって相手の頭に上手に振り下ろせば、
十分強力な一撃を与える事が出来ます。
ただしそれは振り下ろした先に頭がそのまま居てくれたらの話であり、
斬られる側は振りかぶったのを確認したら、振り下ろしを予想して後ろなり横なりに
移動すれば当たらずに済みます。
剣道家たちが竹刀をカチャカチャ当て合い、あるいは動き回ったり、
奇声を発してみたりして、イゴイゴしてるのは何もパフォーマンスを行なっているのではなく、
隙をうかがっているのです。
振りかぶったのがばれたら避けられるし、
もっと具合の悪い事に振りかぶりに合わせた返し技というのが(カウンター攻撃)
存在する為に、うかつに攻撃を仕掛けたら逆に危険を背負う事になるのです。
振りかぶり⇒予備動作をいかに隠すかにも剣の修行の一つとなるようです。
その奥義は「無拍子」と呼ばれます。
振りかぶりを見れば避けられますが、いきなり振りおろしが来ると当然
避ける暇がないのでやられてしまうというわけです。
がまぁ実際反動をつけずに動く事はとても大変です。
歩かずに歩くという事に他ならないからです。
なので、そちらの研鑽は随時行なわれるとしても、
カウンター勝負となるのが剣の戦いの基本であるようです。
相手の攻撃を察知してそれが行なわれる瞬間に攻撃をしようとする
それを読んでわざと攻撃をする振りをしてカウンターを仕掛ける、
といった具合の読み合いの勝負をどうやら行なっているようです。

剣自体が割りと強力である為に、剣自体の必要な速度が
大袈裟に言うなら、ハンマー投げな室伏選手ほどのパワーは必要でなく、
肉体的に絶賛下り坂な老人でも、鍛錬を積んでいれば
達する事が出来るレベルである為に、
技術的な研鑽の占める割合が大きくなっているのではと思われます。

まだまだいくつか面白いお話を仕入れてあるのですが、
きりが無いのでおしまいとしましょう。

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